ボタンと鳩目

私が「鳩目」という言葉があるのを知ったのはアッカド語を勉強してからですのでまだ二年は
経ちません。しかしアッカド語と名護方言と鳩目の意味する状態が分った途端に国語辞典の解説、
鳩の目のような小さい穴は間違った解説だと気づきました。普通の目、目のような穴状の物や器官
は「開け閉め」出来ますが「鳩目」は「開きっぱなし」です。開きっぱなしの穴だから鳩目と名付
けらたのでしょう。小さいのは二次的な意味だと考えられます。鳩は「使い走り」をさせる鳥です。
伝書鳩の「鳩=patu」 には「使い走りをさせる、早めに連絡を取る」の意味も含まれているようです。
速く走るには股を大きく「開く」事が必要です。大きく股を「開いて速く走る」のを名護方言では
「yu=eu=ユー」「パトウン=patun」と言います。人間よりも速く目的地に着く「patu =鳩」を
伝書を括り付けて持たすのはかなり良い「考え」です。鳩目のような「穴」がないと「button =
ボタン」は役目を果たせません。ボタンの音が名護方言やアッカド語の「patu =開いている、開ける」
と音が似ているのは同じ語源から生まれた言葉だからだと推測されます。

アッカド語ラテン語ギリシャ語は次の通りです。

puto = 考える、信じる、ラテン語、英語では think, consider,conceive, believe

skephtomai = 考える、信じる、ギリシャ語、英語では think, consider, conceive, believe

patens = 開いている、ラテン語、英語では open

patefacio = 開ける、ラテン語、英語では open up, to open

patu = 開ける、開いている、アッカド語、英語では to ope, open