頭の骨は死んだ後ではしゃれこうべと言われます

  死んだ後でも「死体が野ざらしにされる」のは戦争の後です。「野ざらし」に
された死体では「頭の骨、頭蓋骨」が目立ちます。死んだ人の頭蓋骨は「しゃれ
こうべ」と言います。頭を垂れるのを「頭=ko'be」を垂れると言います。「シャレ
=死んだ、亡くなった、尊い、神に近い存在、王に近い存在」と考えられそうです。
日本では人は死んだら「神になる」と考えられていますので「シャレ=share=神=王」
と考えても良さそうです。普通の人が近づいてくると「来る」と言いますが、偉い方、
地位が高い方が来ると「いらっしゃる=iras-sharu」と言います。「sharu」の音は
「偉い方、王様」などと関係があるのが分ります。日本の戦国時代でも敵の「大将」
を殺した証拠に「しゃれこうべ」を持ち帰った事が記されています。身分の低い普通
の兵隊、足軽などの死んだ頭蓋骨は持ち帰られなかったでしょう。コッペパンと言う
「丸い形」をしたお菓子がありますが、その「コッペ=koppe」は「しゃれこうべ」の
「ko’be」と同じ語源の言葉だと考えられます。誰の頭も「丸い形」をしています。
「固くて丸い形」と言えば指を握りしめた場合の「拳=kobu-si」です。拳の形は頭の
形に似ていると言えるでしょう。戦う集団の武士の頭が頭に被るのは「兜=kabu-to」
です。「木端微塵にやっつける」の漢字は良い当て字ではないと考えられます。「二度
と立ち上がれないほど徹底的にやっつける」のは「拳=kobu-si」で「koppa=頭蓋骨」
を微塵にやっつける、即ち「頭蓋骨」を「微小な塵ほどの大きさになるまで、粉々に砕く」
事です。

 アッカド語ギリシャ語、ラテン語は次の通りです。


sharru = 王、王様、アッカド語、英語では king

kefali = 頭、ギリシャ語、英語では head

caputu = 頭、ラテン語、英語では head