スグレー: 悪い事をする習性がついている人を矯める方法の一つは殴る事のようです

  前に殴れの名護方言は「スグレー=sugure」と「かなのよう これは驚き やさしいな」
で述べましたが、きょうは共通語との関連に気づきました。 未成年者が犯罪を犯したら
「矯正所」に入れられます。「曲った」物を「真っ直ぐ」にするのが「矯める」です。真っ直ぐ
な物を使用目的に合わせて「曲った」形の弓なりの道具を作る時にも「矯める」を使います。
野球などで遠くまでボールを飛ばすには腰を良い形、「弓なりの形」にするのを「矯め」を
をると言います。真っ直ぐの「直ぐ=sugu」には「理想的な良い型」の意味が含まれている
かもしれません。曲った行為ををしたら「真っ直ぐ」にする「直ぐ=sugu」の状態にした「すぐ
=sugu」使えるようにする方法が「スグレー=sugure'」だと考えられます。そういう手立てを
講じると将来は「優れ=sugure」者になるのかもしれません。「優れ=sugure」者に育つように
悪い事をしたら、直ぐに直して真っ「直ぐ=sugu」にする為の教育の一方法が「スグレー=sugure'」
だったと考えられます。まだ聞き分けのない2〜3歳の子供の場合はどうでしょうか。殴っても
効き目はないのではないでしょうか。子供騙しと言う言葉があるように、まだ聞き分けのない、
道理の分らない子供は「騙して」でも親の言う事を聞かせた、親に従う事を教えたのかもしれません。
物を矯めつ眇めつ眺めたり調べたりするのはそれを高値で売ろうと考えている商人に「騙されない」
為でしょう。「矯めつ眇めつ」は「曲げたり元に戻したり」と考えられますので「矯めつ直がめつ」
が良い当て字だと考えられます。その漢字だと「矯めつ=曲げて」、「直がめつ=真っ直ぐにして」
となりますので、分り易いです。道具などは「騙し騙し」使うという表現がありますが、道具なども
目的の型を作るには時間をかけて「矯める」と考えられます。真っ直ぐであるべき物が曲がっている
と大工などはこれも時間をかけて、騙し騙し真っ直ぐにするのではないでしょうか。
 アッカド語では次の通りです。

 s,ugguru =  騙す、英語では cheat


 注: 興味のある方は「かなのよう これは驚き やさしいな」の
    「二つの物の中にある部分は重なっています」をお読み下さい。