外側に皮が付いている物

 人間の肌は皮膚と言われます。 動物の皮膚、「皮=kawa」は皮革品として加工され
たら固いです。「頭」も頭皮で覆われています。「果物」の外側も「皮=kawa」と言い
ます。外側の部分、すなわち「かわ」は割と「固い」です。特に乾燥させると固くなり
ます。昔は「かは=kaha」または「カファ=kafa」と言われていたのではないでしょうか。
首里方言では「固い」は「クファー=kufa’」さんです。「皮は固くなる」点を考えると
「皮は固い」、すなわち「皮=kafa」は「kufa’=クファー」さんです。「頭皮」も頭蓋骨
にくっ付いていますので「固い」です。頭を強く打つと「瘤=kobu」ができます。皮膚にも
「瘤」ができます。沖縄方言では「耳の後ろ側の後頭部」をウス「クブ=kubu」と言います。
皮膚が乾燥すると名護方言では「カパカパー=kapa kapa」スンと言います。 皮膚の水気が
無くなり「固く」なった証拠です。衣類なども糊付けすると「固い=カパカパー」の状態になり
ます。今帰仁方言では「固い、硬い」物で「頭を叩いた時の音」も「カパカパー=kapa kapa'」
と表現するようです。これらの言葉もギリシャ語やトルコ語と関係がありそうです。

  ギリシャ語とトルコ語は次の通りです。


kefali = 頭、ギリシャ語、英語では head

kafa = 頭、脳、栗類、トルコ語、英語では head, brain, nut