夏には暑いなら服を脱いだら良い

  「暑くないか」の名護方言は「achiku=アチク」ネンナーです。暑いと思ったら
昔の人は上着などの服を「脱いだ」のではないでしょうか。ワイシャツなどボタンの
ある服を脱ぐにはボタンを外して、前を「開けて」から脱ぎます。「暑い」と「開けて」
「空気を通す」のは自然の行動かもしれません。これらを表す言葉が似ていても不思議
ではありません。「開いている」の名護方言は「achun=アチュン」です。ボタンを外し
て、胸を肌けた方が夏は涼しく感じます。暑い、「achi=アチ」ハンと感じたら周囲の
皆さんのワイシャツの一番上のボタンがどうなっているか見たらすぐに気づくはずです。
そこの部分は「開いている」、「achun=アチュン」と気づくはずです。 そういう事は
寒い冬には起きない事です。商売をする人は「店」を構えます。「店」を「開け=ake=
ache」ます。商売を「商い=アキナイ=aki-nai=achi-nai」と言います。 沖縄方言では
「アチネー=achi-ne’」です。店を「開ける=ache-ru」のが「アチネー=achi-ne’」
だと分ります。昔は朝早くまたは夜遅く近くの小売商のお店が「開いている」と、これは
助かる、「アチュン=achun」と言って喜んでいました。トルコ語の復習をしましょう。

 トルコ語では次の通りです。

  acik = 開ける、開けた、曝した、英語では open, opened, exposed

acmak = 開ける、英語では open, open up

aciklama = 公開、展示、開けて見せる事、英語では disclosure, revealing, revelation


  注: c の下には細長い s のような発音符号が付いていて「cha=チャ」行音を表します。