小笠原は綺麗な島、住んで気持の良い島だったと考えられます

  古典ギリシャ語では「agathas=良い」ですので、「agatha」行音を変化
させた「igatha, ugatha, egatha, ogatha」にも「良い」意味があると考えられます。
これらの言葉の前に「悪い」状態を表す「接頭語」を付けると「魔がさす」のように
「悪い」意味に変化すると考えられます。「小笠原=ogatha-wara」は景色の「良い」
原っぱ、耕し易い原っぱが多い島だったのではないでしょうか。最初に小笠原に到着
した人はそう感じたと考えられます。今は全然見かけませんが、私が幼い頃には頭に
沢山の「瘡蓋」が出来た人が周囲にも二三名いました。このように頭に瘡蓋が出来る
病気を「ペーガサー=p-e’gatha」と呼んでいました。唾を「ペッ=pe」と吐くのは
「良い態度ではない」です。仕事がまだ良く出来ない新人は「ペーペー=pe’ pe’」と
言われます。「pa」行音の「pe」は「良くない」状態を表すのが分ります。「良い」
状態を表す「e’gatha」に「悪い」状態を表す「pe’」がくっ付くと「頭に出来る沢山
のおでき=ペーガサー=pe’gatha」になります。ペーガサーには「蝿」がたかります。
蝿の名護方言は「ペー=pe’」です。これらの言葉を見ていると「ペーガサー=pe’gatha'」
ギリシャ語の「良い」と関係がありそうです。「相合傘=ai-aigatha」は二人の関係が
とても「良い」時に使われます。この言葉の中にも「agatha」の変化した「igatha」が
含まれています。「藺草=igutha」は人間の生活に役立つ「良い」草です。有名な小説家
の「アガサ・クリスティ」の「アガサ」には「良い女」の意味が入っているかもしれません。

 古典ギリシャ語では次の通りです。

 agathos = 良い、変化形に agathas があります