別れて貰った慰謝料は雀の涙だった

  結婚していた男女が「分れる」のを「離婚」と言います。離婚したら多くの場合
は収入の多い方が少ない方に「慰謝料」を払います。収入が多い人は浮気をして
その結果離婚に至る場合が多いからでしょう。「雀の涙」ほどの慰謝料という表現
が残っているのですから、「分れる」相手には「suzume=雀」の涙ほどの慰謝料
しか払わない場合が多かったと推測できます。ところで「別れる」相手にはどうして
「suzume=雀」の涙ほどの、と表現するのでしょうか。「雀」の字には「少ない」が
含まれていますので「少額」の意味があるのは分ります。「雀=suzume」と「分れる、
別れる」は関係がないのでしょうか。物を「分ける」と小さくなりますが、「分ける」
と「分れる、別れる」のは自然の道理です。「少=分ける=分れる=別れる」と推測
できます。とても暑い日には暑さから逃れようとします。 金のある人は「暑い」所
から「離れて」「涼=suzu」しい所へ「避暑」に行きます。 偉い人をその地位から
引きずり下そう、その地位から「追い払おう、止めさせよう」とする時に、誰がその
偉い人の首に「鈴=suzu」をかけるかと表現します。「suzu」の音は「別れる」合図
の音を暗示するようです。原子力発電所問題のような酷い状態、混乱した状態を元の
ような安全な状態にする事が早く出来るのを国民の誰もが望んでいるのですが、何が
問題なのか、どうして対処したらうまく処理出来るのか、ほとんど分らない現状では
問題の「沈静化」には時間がかかりそうです。 問題を検討して「悪い所は何処か」
「区別出来て」、その部分を別の部分から「切り離して」「悪い状態を管理出来る」
状態になると、今の悪い状態は「取り除かれて」問題は「静まり=sizumari」納まる
と期待できます。まずは「どこに問題があるか」それは「切り離して」「納める事が
出来るか」などを政府は国民にはっきり知らせる必要があります。それが出来るのは
何時ごろになるか、その時期も出来るだけ明確に述べて欲しいと思います。 原子力
発電所から20km以内の人たちはその地域から「離れる」ように勧告されていますが、
その人たちへの「補償」は「雀=suzume」の涙ほどにしかならないのではないでしょう
か。心配です。


 トルコ語では次の通りです。

  suzmek = 分ける、離す、悪いのを取り除く、英語ではseparate out, filter out