口や嘴とGA行音

  前に「gama」行音は「結婚」と関係があるとのべましたが、「ga」行音の言葉は日本語だけでなく
外国語でも「嘴と口の周辺にある器官など」「口に関係がある言葉」に含まれるようです。水を「ガブ
=gabu」飲みする人もいます。「gami gami=ガミガミ」、「gata gata=ガタガタ」言うのは「口」です。
「食いしん坊」の名護縄方言は「ガッキー=gakki’」又は「ガチマイ=gati mai」です。「口の中の
ような空間が出来る」と「ga’ ga’=ガーガー」ナトゥンと言います。水分の補給が十分でないと喉が
「ガラガラ=gara gara」に渇いているとも言います。「顎=ago」にも「嗽=ugai」にも「ga」行音が
含まれています。大声で「がなり=ganari」立てたのでしょうか、「gara gara=ガラガラ」声の人も
います。 「がめつい=game tsui」人や強気の人、「ga’dyu=ガージュー」は「食べ物や発言」を
「一人占め」にしようとする人かもしれません。そのような人の「言動=gendo’」は「言語=gongo」
同断と言われます。「発言=hatsu gen」や「gengo=言語」にも「ga」行音が含まれているのが分り
ます。「guchi=愚痴」を零すのは誰かに「どやされて」酷い目にあった時かもしれません。沖縄方言
では「ゴーグチ=goguchi=酷い罵り言葉」です。どんなにどやされても「gu'=グー」の音も出ない
場合があります。ご馳走=gochiso'」を「gatsu gatsu=ガツガツ」「食い」過ぎて「ゲップ=geppu」
をする人もいるかもしれません。うまく「しゃべれない」人は「gikochinai=ぎこちない」表現をします。
英語では「口」「さがない=saga-nai」「噂話」は「gossip」と言います。食べの味にうるさい人は
自分は「食通」だと思っているでしょう。フランス語由来の英語では「gourmet==グルメ、食通」です。
沖縄方言では「うるさく大声でしゃべる人」は「ガーガー=ga’ ga’」と言われます。

 トルコ語では次の通りです。

  gaga = 嘴、口、元気
         英語では beak, mouth, pecker