子供を産んだ母親は子供から尊敬される存在です。母親が為さる事は素晴らしいです。

今日は姪の結婚披露宴です。新しい家庭にピッタリの「生む、産む」に関する言葉で、沖縄方言
の「生んだ=ナチャール=natia'ru」にそっくりの言葉を前に見つけていましたが、今日は新たに
「大事に」「為さる=nasaru」とも似ているのではないかと気づきましたので、今日このブログに
載せる事にしました。 何かを「為す」行為は「する」と言います。物事を「大事に丁寧に扱って
いる」状態を表す時には「為さる=nasaru」と言います。「目上の方」の行為に「為さる」を使い
ますが、「為さる」はそれと同時に「大切に扱っている様子」が目に浮かびます。「大事に為さる」
と言います。余程の事が無い限り「母親」は自分が「産んだ」子供は自分の手で「大事に育て」ます。
他人の手に渡しません。自分で「生んだ」の名護方言は「生チャール=nat,a’ru=nas,a'ru」です。

 アッカド語とヘブル語では次の通りです。

 nas,a'ru =  守る、保護する、注意して見る、大事に扱う、余分に蓄えて置く、用心する

         英語では to guard, to protect, to defend, to cherish, to treasure,
              to preserve, to be careful

 na's,aru =  余分に蓄えて置く、ヘブル語、英語では to preserve


注: アッカド語では発音記号を示す為に「s」の後に「コンマ=,」を」付ける場合があります。
    「s,」は「チャ」行音に近い音だと説明されています。ギリシャ語の「Θ=th」もそれに
     近い音かもしれません。ギリシャ語の「Θ、θ」は「スィーター」又は「ティーター」と
     読まれます。サ行音と、タ行音、チャ行音は近いのが分ります。