口は災いの元、二枚舌とジレンマ

 人間はどういう時に「ジレンマ=dilemma」に陥るか考えてみると、ほとんどの場合は言って
はいけない事を「口にした」時のようです。 口は災いの元と言う言葉があるように何かを「口
に出す」時には気をつけないといけません。傲慢な人は何故そんな事を口にしたのと聞かれたら
「口から出てしまったのだから」しょうがないと言います。 口から「出てしまうのだから」の
名護方言は「イジル=idilu」スームンと言います。口から出るのは「言葉」です。二枚舌の人
には災難が降りかかるかもしれません。「数字の2」を表す言葉には「二重=nijyu'=nidu'」が
あります。「二=ni=du」 と考えられます。「dilemma」の「di」は「二」ですので「lemma =
言わなくてもいいのに言ってしまって困った事になっている、口は災いの元の状態」と考えられ
ます。 右を向いても、左を向いても、「どちらを向いても」困る、左右「両=二=di」方向を
向いても「困る=悪い状態=災いにあう状態=lemma 」と考えられます。日本語では「舌=belo」
です。「ベロ=belo」自体に「二枚舌」の意味があっても良さそうです。 「ベロンベロン」に酔
っている時は「何を言ったか分らない」と言う人もいます。「la」行音だけで「舌や言葉を表す」
言語があっても良さそうです。「dilemma 」もたらしたのが「二枚舌=du-lo」だと考えられます。


トルコ語アッカド語は次の通りです。

dil = 言葉、言語、発言、演説、トルコ語、英語では language, speech

  lemnu =  悪い、アッカド語、英語では bad, evil