泳ぐと風がそよぐのは横への動きです

  体を「横=yoko」にして「休む」のが「寝る」です。共通語の「o」は沖縄方言では
「u」に変ります。「休む」の名護方言は「ユク=yuku」インです。生きている木は立木
とも言います。 木は伐られたら倒れて「横」になります。 切り倒した木を沢山集めて
「横にしたまま組んで出来た物」が「筏=ikada=yika-da」で水に「浮き=uki」ます。
「横=yoko」と「yaka」行音の「yoko, yuku」や「y」が脱落した「ika, uki」などは関係が
深いのが分ります。海行かばは海で「横になる状態=寝た状態=逝く(yuku)=屍=
死」を歌った歌であるのが分ります。陸行かばも陸逝かばと書いた方が分り易いです。
竜巻のように風が上下に吹くと六甲おろしのように「おろし」と表現します。風が「そよぐ
=s-oyo-gu」と感じるのは「横風」を受けた時でしょう。「oyo=uyu」の音が入っていると
「横」の意識を強く感じるのではないでしょうか。上への動きは昇る、登る、上るですが、
前への動きは「行く=yuku」です。トルコ語の復習をしましょう。

トルコ語では次の通りです。

uyku = 寝る、 英語では sleep

uyumak = uyku と同じ