寄り切りと拠り所

  寄り切りと拠り所に含まれている「yori」は「住むべき、競争すべき、根拠にすべき」
「所、場所、 部分」だと考えられます。「土俵」という名の「土地」を仕切って「土」を
盛って整備した「所、場所」で相撲は行われます。興行は定期的に行われそれが行われる
地名を付けて「〜場所」と呼ばれます。物は切ると本体から離れて行きます。「土俵」と
いう名の「狭い所」から「外に出す」のを「寄り=yori」切りと言います。相手を「土俵
という名の場所」から離れて行くようにする技が「寄り=yori」切りです。「yori」など
「yara 」行音は「土地、所、場所」などを表すようです。そう考えると「拠り所」は「所」
を表す二種類の言葉を並べた言葉であるのが分ります。「拠り=yori=所」です。そうある
べき」「役職」に着くと「地位」を「得る=yeru」と言います。 日本の戦国時代の物語を
見ると良く分りますが、「地位を得る」と言う事はある「領地」を支配する「地位に着く」
事です。  

トルコ語では次の通りです。

yer = 所、場所、座る所、地位
       
            英語では place, point, spot,seat, position