2014-10-01から1日間の記事一覧

ダーガルー、何処にいるの、何処にあるの

ある見知らぬ町で待ち合わせをする場合は「目立つ」場所で会うようにするでしょう。目立つ建物は町の何処からも見える、とても「大きい」建物でしょう。大きい状態を表す言葉は「大」と大柄の「柄」です。「大=da」「galu=柄」なら「何処にある」か「何処…

腕の長さに袖の長さが合う、良い長さに合うようにする

英語の「awning=遮蔽物」を初めて知りました。その言葉を今まで知りませんでしたが、直ぐにその語源はヒエログリフだろうと気づきました。 丁度「良い長さに合わせる」事が大事であるのは「帯に短し襷に長し」の諺がある日本人には理解し易いでしょう。腕の…

水を垂れ流す、糸を垂らす、垂乳根の母

水道の栓を開けて「水」を「tare=垂れ」流す場合と釣りをする時に糸を「tara=垂ら」す場合があります。「tara」行音は「上から下へ、中から外へ」を表す音である事が分ります。母親は子供に愛情を「注ぐ」だけではなくて、いざとなったら子供を「守る」事…

天地神明に誓っての本当の意味

「天地」神明に「誓って」と言う表現があります。天地は「amatu=amati=誓う」への当て字と推測できます。それを後の時代に「てんち」と誤読するようになったと推測できます。 アッカド語のアルファベット表記は次の通りです。 アッカド語 日本語 英語 amat…

否認、違うと言う、その反対はそうだと言う

それは違うと思う時には「h-inin=否認」をします。「h=hi=否」は否定です。 否認から「否定」を表す「h」を取り去ると「inin=そうだと言う」と推測できます。 前に天つ風の「amatu=天つ」は「言葉」だと述べましたが、アッカド語の「amatu」に相当する…

開けゴマ、天つ風、暗号は知らない人にとっては魔法の言葉

何も知らない未開の時代の人に現代の携帯電話の世界を見せたら「魔法」を使って話をしていると思うでしょう。「合言葉」の使い方を知らない人は「開けゴマ」と言っただけで、固くて大きい「岩」の扉が開くのを見ると、「魔法の言葉」を知っていると思うでし…

天つ風、 その2

天つ風 雲のかよひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ 天つ風の歌は前にも取り上げました。今回は言葉の観点からこの歌の意味を考えたいと思います。 天つ風の歌は人間が風に「語り」かけています。 あたかも「風」が人間が喋る「言葉」を理解できるよ…