ミャー・クトゥの語源、ミャーチュウ、死人と同じ、真実が見えぬ事、嘘

沖縄の殆どの地域では、嘘は「ユクシー」です。
この方言を小学5年生の頃に初めて聞きビックリ
した事があります。同じクラスの友達に会いに
行ったら、級友と那覇から来ていた級友の親戚
の子が「ユクシ」と話している事を聞きユクシ
とはどういう意味か尋ねた事があります。名護
方言では、嘘は「mya’=ミャー」「クトゥ=事」
と言います。ミャー・クトゥの語源に今日気づき
ました。連中や忌中などはウチナン・チュや
ヤマトゥン・チュウと同じで、「tu=tyw=人」
を表す言葉です。人が「myatu=死ぬ」と「見
えなくなる」事は誰でも知っています。 人が
「死ぬ」「見えない」状態と「真実が見えない
=mya’==ミャー」「クトゥ=事」は同じ語源
から派生した言葉と分かります。「中に」「具
が見えない」汁は名護方言では「mya’=ミャー」
「シル=汁」です。私は今まで末期の「まつ=
末」は「ma’tu」と表記してきましたが「myatu」
アッカド語の表記に近いと思います。母音の
上の発音符号には「横棒=’」と、「英語のAの
横棒が無い符号=ya, ah など」と区別した方が
良いようです。





 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。





 アッカド語  日本語    英語  







 myatu     死ぬ     to die


          次から    to die
          次へと    one after
          死ぬ     the other








Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France




The Assyrian Dictionary of
the Oriental Institute of
the University of Chicago (CAD)
Volume 10, M, part 1
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