フドゥ・ワーチの語源、育てて収穫する、屠殺する

 人間が食べ物を食べる時には稲などの穀物
が生る植物は「刈り」取ると言い、動物は「狩り」
をすると言います。 家畜の場合は「育てた」後
で「屠殺」します。 家畜を「育てる」状態を表す
言葉は、名護方言では「体=フドゥ」「ワーチ=
wahti=waht=育てて」と言います。 その後で
「売るか」「屠殺」します。フドゥ「ワーチ」は「豚」
を「育てる」時に使う表現ですが、元々は「稲」
などの「作物」を「作り育てる」時の言葉だった
と推測されます。植物を「刈り取る」事と「狩り」
をする、即ち「屠殺する」事は「生物」の「命」を
「奪い取る」事です。 別の言葉で言い換えると
「収穫=屠畜」です。



 ヒエログリフのアルファベット表記
 は次の通りです。




 ヒエログリフ  日本語    英語 





 wAHt     穀物、    grain

          コーン、    corn
          穀物
          種類


          収穫      harvest


          大豊作     abundance
          大量の     of grain
          収穫





 wAH      植える   to plant




 wAH      花輪    wreath


          頭に    chaplet

          被る    (for the

          花輪    head)


          月桂冠

          に似た

          花輪







 wAHt        葬式に    a mourner

             来る人、


             会葬者



 wAH         死、止、   to set

             終る     down


             中止、

             静止

             など、


             続けて

             いた事

             の終り

             を表す、




             目的の

             ウワイ、




             目的を

             やり遂げ

             て、終り





             捨てる    to discard





 wAH         死者の    set

             一人     (death

             である     amongst)




 

             無視する   to ignore



 wAH        (死者を)    to lay

             寝かす、  down,




             横たえる  to lay

                     aside


              側に  to set

              置く    aside

          

               棚上げ

              する









Middle Egyptian Dictionary
2018
Mark Vygus
(15.3 mb)
2334
2332
2177