カチミユ・ンの語源、悪人を逮捕する、妻となる女を掴む
掴むの名護方言はメソポタミアのアッカド語由来
の言葉です。手偏を含む「qatu=担」ぐもアッカド語
由来の言葉である事はアッカド語を学び始めた頃
に覚えました。「掴む」の名護方言は「qatu=qati
=カチ」「ミン=min=二つ」です。「両手」で相手を
「掴む」事が「qatim=qatimi=カチミ」ンだと分かり
ます。今まで、どうして首里方言では「ユ」を間に
入れて「カチミ」「ユン」と言うのか不思議に思って
いました。「悪るい」奴を「掴む」事が「ka-tmyw=
ka-timyw=カチミユ」である事が分かりました。悪
るい状態を語尾の「n」で否定すると、「良い人」を
掴む事になります。「妻=良い女」は「ka-tmyw-n
=ka-timyw-n=カチミユン=掴む」と言います。
一人の女を、自分の手で「掴む」と他の男性は「手」
が出せません。「一人の女」を巡る「闘いの終り=
qatu」です。
ヒエログリフとアッカド語のアルファベット表記
は次の通りです。
tmyw 行いが bad mannered
悪るい people
人々
qa'tu (A) 手 hand
2
前足 paw
取っ手 handle
qa'tim 手の hand
変化形
qa't 右手 the right
imittu hand
qatu' 終った finished
A 勝ち
完成した、 completed
全てを為し
終えた
最後の final
Middle Egyptian Dictionary
Mark Vygus
(11mb - updated 2015)
2420
The Assyrian Dictionary of
the Oriental Institute of
the University of Chicago (CAD)
Q
21
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France
Glosbe English Akkadian
Dictionary
2420