ヌン・言ランの語源、何も言わない

「言わない」の沖縄方言の「言らん」は言「らぬ
=lanu」の変化形でしょう。何も「言わない」にも
「言葉=言う=lisha'nu」の一部の変化形が含ま
れていると推測されます。「謝す」は言偏ですの
で「言葉」を表す音です。「sha=謝」すの「sha」
だけで「言葉を表す」と推測しても良いでしょう。
その推測が正しいと「lisha'nu」から「sha」を取り
去った言葉は「喋りぬ=linu=lanu=喋らぬ」に
なると推測されます。 即ち「言=イ=i」「lanu=
lan=ラン」、「言わない」になります。「nun=ヌン」
は否定です。アッカド語とシュメール語を組み合せ
た「la-nu=ラヌ」は「否定」を二つ並べた言葉です。



 アッカド語ヒエログリフのアルファベット表記
 は次の通りです。



 アッカド語  日本語  英語
 ヒエログリフ(H)



 nn   (H)   否定、違う  not


          否定詞     negative
                 particle




 lisha'nu    言葉   language


         舌    tongue


         話    speech



 lisha'num   言葉   language

         舌    tongue

         方言   a dialect

         発音   a pronunciation

     

 



Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France