プッキンの原義、口は災いの元
風船に息、空気を吹き込むと「膨れ」ます。
「入れ過ぎる」と「はち切れる」でしょう。名護
方言では「pu-qqin=プッキン=膨れる」状態で
「pa-qqin=パッキン=はち切れる」です。食べ物
は「pu=口」を開けて身体に中に入れます。口を
開けると「食べ物」は「体の中に入り」ますが、
息と言葉は「口から体の外へ出て行く」事が分り
ます。「体に役立つ物を体の中に入れる」のも
「発言する=言葉を発する、発言する、言う」
のも「口」の役目です。 「口に入れる」のと
「交換して」「災いが体に入って来る」かも
知れません。日本には「口は災いの元」という
諺があります。プッキンとパッキンの言葉を
使う時にはイソップ物語にある「蛙のお母さん
と子供の話」を思い出します。
シュメール語、アッカド語と関連諸語
のアルファベット表記は次の通りです。
アッカド語 日本語 英語
ヘブル語(Heb)
シュメール語
(大文字表記)
pu'hu 交換する to exchange
交代 replacement
pi't pi' 口を mouth
開ける opening
事
peh (Heb) 口 mouth
pu' 口 mouth
KA 口 mouth
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France
ペンシルバニア大学
シュメール