犬も歩けば棒に当るの原義、仕事もせずに町を歩き回ると貧乏になる

犬も歩けばの「歩く」は方々を動き

回っている、一箇所にいない状態です。

もし「ta=田=土地」があっちこっちに

「散らばっている=muskuinu=虫食いの」

状態ならば農地としての値打はとても低い

でしょう。つまり「土地があっちこっちに

散らばっている」と生産力が低い、値打が

低いように、人間も一所懸命に働かないで

「方々を歩き回る」と貧乏人になる事が

「犬も歩けば棒に当る」の原義と推測され

ます。「虫食いの=musikuino=muske'nu=

ムシケーヌ」状態の野菜は「酷い」状態です。

虫食いの服を着ている人は「貧乏人」でしょう。

「歩く=ala'ku」です。「犬の」の犬だけを音

読みすると「犬の=kenno=kennu」になる事

が分ります。



 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。


 アッカド語  日本語    英語


 muske'nu   貧乏の     poor
         
 muske'nutu   貧乏      poverty



 muske'nuta   貧乏に     to become        
 ala'ku      なる      poor

         
       

Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France