毒が回る、間も無く死ぬ、ご臨終、終る

毒が「maharu=回る」と「死ぬ」でしょう。四面楚歌と

嘆いた項羽は「四面=mahari=回り=四方八方」が、

敵の手に落ちた、つまり敵に「maharu=回る」結果

になっている事に気づいたのです。「四面楚歌」は

「周囲を敵に囲まれた」と言うより、周囲の人が敵

に「maharu=回る」結果になったと説明した方が分

り易いです。体の一部が毒蛇に噛まれても毒矢に

当っても直ぐには死にません。その毒が「最後に」

心臓に「m-aharu=回る」と死ぬ事になります。人生

の終り、ご臨終です。






 アッカド語と関連諸語のアルファベット
 表記は次の通りです。


 アッカド語  日本語  英語
 ヘブル語(Heb)
 セム祖語(PS)
 ウガリト語(Ug)


 aharu     あはれ  to stay
         取り残   behind
         された

         遅い   to be late



 ahr (Ug)  遅い  to be late


 aha'r  (PS)  ある状態   to tarry
         に留まる   


 ihhar (Heb)  遅い   to be late

         


Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de Fdance