ノーラン、治らないの語源
「tolu=取る」の否定は「取ら=tola」ないです。
「tolu」の語尾を「la」に変えて否定を表し、更に
「ない」を付けています。「る」で終る動詞の 否定
は「la=ラ」になる場合が多いです。 触るの否定は
「触ら」ないです。自分の子供が「悪い」事をしたら、
親が子供を「叱る」のは当然です。 叱るの名護方言は
「nu=ヌ」「ラー=la'」インです。 n「否定」を表す
シュメール語とアッカド語を二つ並べた言葉が「ヌラー」
インです。これは「してはいけない」はこれは「ならぬ」
と言います。「nu=ヌ=否定」は共通語でも同じです。
否定を表す「la」もアッカド語由来の言葉と推測され
ます。治るの否定は、治「ら=la」ないです。名護方言
では「ノー」「ラ=la」ンと言います。
シュメール語とアッカド語のアルファベット表記
は次の通りです。
シュメール語 日本語 英語
(大文字表記)
アッカド語
NU 否定 no
否定詞 negative
particle
la 否定、違う no, not
〜無しで without
nulla'tu 適切で無い事 improper matters
悪い、悪意のある malicious
馬鹿な foolish
sha nulla'ti 悪者 malicious
person
ペンシルバニア大学
シュメール語辞典
Akkadian Dictionary
by
Association Assyropile
de France