独りと二人の語源、チャービラと鮑の語源 2
「arbu=arbi=鮑」の英語も
アッカド語由来の言葉と思われ
ます。英語では「alone=独り」
です。「独り」を表す二種類の
言葉を並べると「arbu=aba」
「alone」となります。英語の
鮑は「abalone」です。小さな
お店、マチヤ・グワーがあった
頃には、お店の店主が見えなく
ても中へ入って行く時に挨拶を
していました。チャービラ、
「t,-a'bi」「la」と言っていまし
た。「la=否定」ですので「独
り=arbu」の否定が「arbu=
arbi」「la」になります。「t」
も一人の否定と推測されます。
「tui=対」は一組二人です。
二人の沖縄方言は「tai=タイ」
で、「tart=ター」チ、二つ
です。「futa=二」つなら
「futa=蓋」があるでしょう。
「t-arbi-la=チャービラ」は
店主とお客の私の「二人=独り
ではない」状態を表す言葉と
推測できます。
アッカド語のアルファベット表記
は次の通りです。
アッカド語 日本語 英語
arbu 家族の a person
いない without
人 family
la' 違う no
否定する no
注 鮑は沖縄近海では
採れないそうです。
シカゴ大学アッカド語
(アッシリア語)辞典
A2の参照ページ
329
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France