フトモモ科の木は裂け易い
フトモモ科の木のフトモモは
名護方言ではプートーです。この
木の実は中空で味は薄く桃の味
とは関係が無いようです。この
実は美味しい訳では無いですが、
子供の頃に近くの森にこの木が
生えていましたので何度もその
実を食べた事があります。名護
岳に行く途中の谷に、この木が
生えています。この実を取ろう
とフトモモの木に登り枝が折れて
谷底に落ちて死んだ話を小学生の
頃に聞きました。それ以来フトモモ
の木は「二つに裂け易い木」と覚え
ています。一週間ほど前から「ナタ
オレノキ」の語源は、通説で言われ
るような「鉈が折れる」木ではない
だろうと思い調べていました。人間
の「太腿、太股」は両脚の根元の
部分です。そこから両脚が「二つに
別れている」部分です。「フトモモ
=二つに別れている」と推測され
ます。ナタオレノキもプートーと
同じ「フトモモ科」の木ですので、
「二つに裂け易い」木と推測され
ます。ナタオレの「nata=鉈」も
薪にする木を「二つに裂く、割く」
器具です。「フトモモ=nata=鉈=
二つに割く」と推測されます。ナタ
オレノキは横から打ち付けると、
とても固くて、鉈の刃が立たない
程に固いが、縦に、上から振り下ろ
すと簡単に「二つに裂ける」と推測
されます。臍の緒は母親と胎児を
結ぶ「固い絆、緒」ですが、胎児が
生まれると同時に「切り離される」
緒です。「強い」と「二つに分かれ
る、二分される」状態を同時に表す
のにピッタリの言葉と言えます。
アッカド語のアルファベット表記
は次の通りです。
アッカド語 日本語 英語
abunnatu 中心 hub
真ん中 center
臍の umbilical
緒 cord
臍 navel
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile de France