突っ張りと押し
相撲には突っ張り、押し、組み手
があります。右四つなどは組む相撲
です。「くっつかないようにする、
切り離す、離れながら手先で競う」
取り組みが「s,uppuru=s,uppari=
突っ張り」です。突っ張りも
アッカド語由来の表現かもしれ
ません。突っぱねるは向う側に
突き出す、押し返す事です。
「突っ張る」と同じと見なして
良いでしょう。ローマ字で書くと
「t,uppuru→tupparu=突っ張る」
と「t,uppu→tuppa=突っぱ」ねる、
になります。「小さい」状態の語尾
の「u」を否定の「a」に変えて
「大きく、甚だしく」外に出す、
「向う側に追い返す」行為が
突っぱ・ねる事だと数量できます。
「小さい=t,uppu→t,uppa=大きい」
と活用していると推測されます。
アッカド語のアルファベット表記
は次の通りです。
アッカド語 日本語 英語
s,epe'ru 髪を整える to dress
(hair)
s,upru 爪 nail
A (人間の) (human)
s,uppuru 切り trimmed
揃えた
飾った decorated
s,epe'ru 切り揃える to pare
(爪や野菜 (nails,
など) vegetables)
注: s,uppuru の変化形
参考辞典
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile de France