ナーラ、ナーダ、まだまだ終らない、終りの否定

 前に沖縄方言では「d=r」の変化

が見られると述べました。 沖縄での

女性の古い名前マカドをマカルと言う

地域があります。未だは「未だ=ma da

=ma ra=マラ」になります。 未だは

「終っていない」状態です。「ma=マ=

否定」と仮定すると「ra=da=終り、終っ

ている」状態になります。 もう終って

いるのに、尚も押し続けるのは「良くない」

行為です。相撲では「ra=da=駄」目押し

と言います。まだまだの名護方言はナーマ

ですが、「n r a=ナーラ=ナーダ=na da」

と言う地域があります。「r a=終り」です

ので「n=na=ナ=否定」と推測できます。

「否定=ナー=na=n」「r a=ラ=終り」

です。「終りの否定=n r a=ナーラ」で

ある事が分ります。名護方言のナーマは

「否定=ナー」「マ=否定」となってい

ます。強い否定を表す言葉がナーマと

推測できます。以前に述べた「ナーラ」

の分析よりも今回の分析、推測が妥当

だと思われます。



  ヒエログリフのアルファベット表記
  は次の通りです。



  ヒエログリフ  日本語    英語


  n        否定、違う  not
          否定詞    negative particle



  r a       終り     end

          限界     limit
              
          底      bottom
        (何かの) (of something)
 



ヒエログリフ辞典
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