ター・ウルサーの語源 その2

 枝を切り田んぼに肥料としていれる木

の種類を名護方言ではター・ウルサーと

言います。この名前も誤解されていると

思われます。別の表現が面白くて正しい

のではないかと今日思いました。この木

の葉は「細長い」です。扇、今では英語

を外来語として取り入れた「fan=ファン」

の「羽」の形に似ています。それでこの木

は「ター=taw=扇に似た葉」ウルサーと

名づけられたと推測されます。ウルサー

の部分は葉が「うるし=ハジマキ=櫨の

木=漆の原料となる木」に似ているから」

と推測されます。漆に被れる人がいます。

この皮膚病はとても痒いです。私も小学

4年生の頃に被れました。木の葉が赤く

なる、枯れるのは一種の病気です。この

点を考慮に入れると、ターウル・サーが

正しい表記のようです。即ち「taw rw=

ターウル」になります。「sah=足の指」

一番下になる、落ちる状態を表します。

ターウルサーは外国語を取りいれて今の

日本語では「ホルトノキ」と言います。

「ゴーヤー=苦瓜」と同じように、名前

を元の名前に戻した方が良さそうです。

即ちターウル・サーと言った方が良いと

思います。



  ヒエログリフのアルファベット表記
  は次の通りです。


  ヒエログリフ  日本語   英語


  TAw      扇に似た葉  fan shaped
leaves


  TAw rw     病気     an illness,

                 disease
                


  sAH      足の指    toe




  


ヒエログリフ辞典
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