魚の目、イーユ・ヌ・ミー、イルミー 5

 魚の目を名護方言ではイルミーと言いますが、

首里方言では「iyu=i'yu=イーユ」ヌ・ミーと

言うと述べ、フランス語の読み方を応用しました

が、北京音も参考になります。偶然、思いがけず

に会う、「目にする、見る」状態を「kigu'=奇遇」

と言います。北京語の「奇遇」に「目=igu」の音

が入っているどうか調べてみると「奇遇=kigu'=

qiyu=奇遇」だと分りました。アッカド語の「目

=igu」の変化の仕方が分ります。「目=igu=iyu

=イユ」と変化しています。 名護方言のイルミー

は「魚の目」で、古代エジプト語由来の言葉であり、

首里方言の「イーユ・ヌ・ミ」は「iyu=イユ=イーユ

=ミー=目」で、メソポタミア由来の言葉である事

が分ります。 「目」を表す二種類の言葉を並べた

言葉が首里方言の「イーユ・ヌ・ミー」です。





  アッカド語、シュメール語、ヒエログリフ
  のアルファベット表記は次の通りです。


  アッカド語 (A) 日本語  英語
  ヒエログリフ(H)
  シュメール語
 (大文字表記)


  igu    (A) 目    eye

  egu      igu の変化形

  iku      igu の変化形


  irt    (H) 目    eye

  rm     (H) 魚    a fish

  rmw    (H) 魚    fish


  IL       魚    fish


  IL       上げる   to raise



シカゴ大学アッカドの辞典
I/J の参照ページ
61


ヒエログリフ辞典
の参照ページ
68
78


ペンシルバニア大学
シュメール辞典を
参照