裏切る、心を売る、心悲しい

恥ずかしい事ですが今日まで心を

「ura=心」と読む事を知りません

でした。国語辞典に「ura=心」と

載っています。この表現は全くその

通りと思います。 しかし「裏」と

同語源と解説しているのは間違いで

しょう。そうではなくて「悪い=a=

否定」の「ur=肝心」が「ura=裏」の

当て字になったと推測できます。日本人

は漢字が単なる当て字に過ぎない事を

忘れ勝ちになるようです。これに気づ

いたのは「ura=裏」切りは「心」を

「uru=売る=肝心の悪い行い」に

気づいた時です。「ura=心」が入っ

ている日本語には「心寂しい」や

「心荒ぶ」があるようです。




  シュメール語とアッカド語
  アルファベット表記は次の
  通りです。


  シュメール語   日本語      英語
 (大文字表記)
  アッカド語

  UR       肝臓         liver
         (気持、心
          の所在地)

   SAG       良い        good

  UR SAG      改善する     to ameliorate 

          気分を      to ameliorate
          良くする      the mood

          気持良く
          感じる

  GUR       回る       to turn

  GUR       厚い       thick

          満足する     to feel good
          気を良くする

  NI GUR    誇りに思う     to feel proud

  SHAG GUR     素晴しいと    to feel
          思う、感じる   wonderful

  GAKKUL     心        heart

          植物       heart
          の茎       of plant

  durgu   (A)  核に       at the core
          真ん中     central part
          まん真ん中   innermost

  duruku  (A)  durgu の変化形

  GISH UR    幹        a tree-trunk

  gashuru  (A)  幹       a tree-trunk


参考辞典

ペンシルバニア大学
シュメール語辞典

Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile de France