ヤマー・キラ・フン、サンケー、サンキライ、大変な状態にする

hetakes02014-11-25

 サンキライの名護方言はサンチラーです。サンキラー

と言っていた可能性が高いです。山帰来の当て字はこの

蔓が山に蔓延る植物である事が分ります。山帰来の山は

「ヤマ」ですので、ヤマーキラ・フンの「ヤマーキラ」

は「山帰」である事が分ります。 「とても酷い状態、

見ておれない状態」にする事が「ヤマーキラ」フンです

ので、そんな事をしていると、このような事は「するな」

と言われるでしょう。そんな事は「するな」の名護方言

は「サンケー」です。「サンカ」行音は「とてつもなく

広がる、強い、荒々しい、戒める」などの意味がある

ようです。馬は草を「食む」と言います。人間は食物

を「食い」ます。「噛む」とも言います。「h=k」の

変化が分ります。「サンカ=sanka=samha=samke=

サンケー=ヤマーキ=手に負えない程に蔓延る、繁茂

する」と推測できます。 「サンキライ=山帰来」の

花言葉は「屈強」だそうですのでアッカド語の意味と

全く同じです。日本には「山に住む人々」、「一箇所

に定住しないで、移動しながら猟をする人々=サンカ

山窩」がいました。 この言葉もアッカド語由来と

推測できます。名護方言のヤマーキラ・フンを調べ

ようと、今帰仁方言辞典を見てびっくりしています。

「豊富な状態=沢山」も同じ意味の二種類の言葉を

並べた言葉である事が分ります。「沢=山=サンカ

=samhu」です。 沢山ある状態を表す今帰仁方言は

「ヤマー・サンカ」です。「酷い状態になった、手

に負えない状態になった」の名護方言は前に述べた

ように「ヤマー・キ」ッチャンと言います。共通語

に直訳すると「山を蹴った」になります。山を蹴る

と足が折れるかもしれません。



  アッカド語のアルファベット表記は次の通りです。


  アッカド語  日本語     英語


  shamhu    草木が     luxuriant
         繁茂する    lush  
                 (vegetation,
                 pasture)

         金持の     rich
         繁盛している  prosperous
         豊かな     wealthy
         豊富な     affluent
裕福な     well-off
(人)


Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile de France