首切り、指折り、帯に短し
殺す訳でないのになぜ首切りという
表現があるのか考えてみると、くるくる
回せる、途中で動きを止めるなど動作の
開始、調整、終了と関係があるようです。
上に立つ首長は「指示」する事が重要な
仕事です。指、首、帯が同じ音を含むのは
「回転、動きの調整、始め、休み、終り」
と関係があるからでしょう。名護方言では
「クビ=kubi=首」、「イービ=i'bi=指」、
「ウービ=u'bi=帯」です。回ると一緒に
用いる言葉に「飛び回る」があります。飛び
回るも同じ意味の二種類の言葉を並べた言葉
である事が分ります。即ち「飛び=tobi=tubi
=トuビ=回る」です。飛べの名護方言は「tube'
=トuベー」です。この言葉は英語の「turbin=
タービン=回転する機関、機械、装置」と同じ
語源から派生したと推測できます。首を回すと
「頭」も同時に「回り」ます。「ub」行音が
含まれた言葉で表されると推測できます。頭
の沖縄方言は「tubu=チュブ」「ル=ru=
r=円の一部」です。頭、チュブルを使い他人
に命令出来る人は偉い人です。「tubu=チュブ」
に人を表す「アー=er」をくっつけると「tuber
=チュバー=強い人、偉い人」になります。「obi
=帯」が「回転」を表す事は簡単に理解できます。
腹の「回り」を「グルグル」「巻く」のが帯です。
月が地球の「回り」をグルグル「回る」のは英語
では「orbit=周回する、軌道を回る」です。帯は
個人の腹の大きさに「合わせて」使います。長さ
の調整を間違って、短く切り過ぎると「帯に短し
襷に長し」と言われるようになります。首切りは
経費の調整、低く抑える場合に行われる事が分り
ます。今まで儲かっていた会社が赤字を出すよう
になったのでしょう。会社の経営の「曲がり角」
を表す言葉が「首切り」と垂直できます。首切り
は首が「tubu=tobu=飛ぶ」状態です。
シュメール語のアルファベット表記は次の通りです。
シュメール語 日本語 英語
UB 角 corner
ペンシルバニア大学
シュメール語辞典を
参照