妄に、選り取り見取り

  沖縄方言では「d=r=l」行音ですので、

「midadu=midari=midali=妄」に変化します。

此処に「妄に」「入るべからず」の表示があり

ます。この表現も同じ意味の二種類の言葉を

並べた言葉と推測できます。即ち「否定=mi」

「dadu=dari=dali=一人だけ入る」と推測

できます。好き勝手に「中に入り」「選べる」

状態は選り取り「みどり=midiri」と言います。

選り取りみどりも「選り取り=midori=みどり」

と推測できます。「妄に」と選り取りみどりの

「みどり」は同じ語源の言葉から派生した言葉

と見なして良いでしょう。選り取りなら、選べる

が「沢山ある」でしょう。「沢山ある=一つでは

ない」と解釈できます。「否定=mi」「dori=

ドリ=ヂリ=diri=一つ」と分析できます。会合が

終ると「各自」「各々、一人びとり」自宅に向い

ます。チリ「ヂリ=dili」になると言います。「一つ

=一人=dili」と推測できます。金や物質が沢山ある

人は金持ですが、貧乏人は我が身「一つ」かもしれ

ません。その状態は「diri=ヂリ」貧と言います。同じ

意味の二種類の言葉を並べる日本語の作法に従うと

「誰一人」も知らなかったは、「誰=dale=dali=

一人」と推測できます。同じ意味の二種類の言葉

を並べて、一人も知らなかったのを強調した表現

になっています。


  アッカド語とシュメール語のアルファベット表記は次の通りです。



  シュメール語  日本語   英語


  DILI      一つ    to be single
          一人    to be alone
          独特    unique
          唯一の   sole


ペンシルバニア大学
シュメール語辞典
参照