ニベも無く断る、ニーブで手を濯ぐ、手水の縁
ニベも無く断られたら癪に障るでしょう。
相手の「心に」相当な打撃を与える「断り」
方が「n ib=n ibe=ニベ」も無い断り方です。
神社に行くと「柄杓」で手を濯ぎます。手水
を使います。なぜでしょうか。それは一種の
禊です。「心を清める」作法です。この作法
を表す言葉に「心」が含まれていると推測
できます。前に述べましたが名護の許田区
は「手水の縁」で有名です。許田の泉で若い
女に会った男がそこに用意されていた柄杓を
使わずに「その娘の手杓」を所望します。
最初はその娘はそこにある柄杓を使えば良い
ではないかと「n ib=nibe=ニベ」も無く
断りますが、最後には「手杓」で若者に
泉の水を飲ませます。二人は「aqity=
aqaiyyw=赤イーチュー=赤糸=赤い糸」
で結ばれていたようです。柄杓の沖縄方言は
「n ib=ni'bu=ニーブ」です。ヒエログリフ
では「n=無い、否定、no, not」で、「ib=
心」です。神社で「柄杓」で「手水」を使う
のは無念無想の境地になりたいからでしょう。
「無念無想」の状態が「n ib=ni'bu=ニーブ=
柄杓」です。「無念無想の気持で神に祈る」前に
「柄杓を使い手水で自分の手を濯ぐ」のは「禊の
一種」と見なして良いでしょう。嫌な異性の申込
を「n ib=nibe=ニベ」も無く断る時には「固い」
「決意」でしていると推測できます。申込を受け
入れる「気持は更々無い」なら当然でしょう。
ヒエログリフが分ると語源由来辞典の解説が如何
に出鱈目か、如何に漢字に拘り過ぎた解説をして
いるか分ります。「心」の状態を表す日本語には
他人が「言った」事を疑わしいと「心の中」で
「思う」、「ib=ibu=訝」カルがあります。俺様
が偉いという「態度」には「心」が含まれていま
す。日本語では「ib=iba=威張」ると言います。
ヒエログリフのアルファベット表記は次の通りです。
ヒエログリフ 日本語 英語
n 否定、違う not
否定を表す接頭辞 negative paraticle
または接尾辞
ib 心、気持 heart, mind
imy ib 好きな(人) favorite
(心の中にいる人) sweetheart
ヒエログリフ辞典
の参照ページ
153
427
643