お初、ハチウクシ、イヤーメーニクートuヨーハチカイン、

一番目、最初の人は「初代」です。
「hat=hatu=初」がつく言葉は
「最初、先頭、一番目、初代」を
表します。会社などで会社の発展を
願う一年の初めの行事は沖縄では
「hati=初」起しと言います。年間の
最初の食べ物は「hat=hatu=初」物
です。それが分ると長男の後に生ま
れた長女に「hat=hatu=初」子と
名付けるのは間違いだと分ります。
男女を含めた最初の子供、兄弟
姉妹の中で「一番先、最初、先頭」
に生まれた女の子に「hat=hatu=
初」子と名付けると推測できます。
車が後ろに下がるのは後退、バック
ですが、出かける時に「前に」動き
「初める」場合には「hat=hatu=
発」車です。ノーベル賞を受賞し
た学者は人々の「先頭」を切って
新しい事を「見つけ」出すか、
新しい物を「作り」出します。
「hat=hatu=発」見、発明です。
「人前」に「出る」と言います。
ある「範囲、物」の中から「外」
に出る、「表、前」に「出る」
状態も「hat=hatu=発」の音で
表されます。麹を作る時には
「麹の中にある物を外に出す」
ようにします。「醸す」と言います。
漢語を使うと「hat=hatu=発」酵
です。この言葉もヒエログリフ由来
の言葉と見なして良いでしょう。
会いたくない人に予想外の場所で
会うのを「hat=hati=鉢」合せ
と言います。そういう言葉から
連想出来るのは何かを競って
いる仲です。集団の仲で二人
だけが抜きん出ていて、「先」
を競う状態は「hat=hati=ハチ」
の音で表されると考えられます。
甲乙つけ難い大事な行事で両方に
参加する予定の日があります。
娘の出産日と息子の結婚式などです。
娘の出産予定日がずれて、出産日が
息子の結婚式と同じ日になる場合に
名護方言では「hat=hati=ハチ」カイン
と言います。その言葉は「どちらを先に
するか、優先するか困っている」状況
を良く表す言葉です。参加したい両方の
行事が「ぶつかる」状態が「ハチ」カイン
です。強い者同士が「一番を目指して
ぶつかるり合う=hat=hati=ハチ」カイン
と見なして良いでしょう。「m」の音は
「me=目」と「mae=前」に関係があり
ます。「目の前」の名護方言は「mi'=ミー」
ヌ「メー=me'=前」です。あなたに紹介し
たい人が居て3時に来るよう言ったので
間も無く「来るから」会ってくれと友達
に頼む場合があります。来るからは言い
換えると「目の前に、視界の中に」現れ
て見える状態です。来るからの名護方言
は「xft=xufutu=クートu」ヨーです。


ヒエログリフのアルファベット表記は次の通りです。

HAt = 一番前、先頭 (名詞)
英語では front ( noun )

m = の中、範囲内 (前置詞)、英語では in ( preposition )
ヒエログリフでは子音の後に e などの
母音をくっ付けて読みます。

xft = 〜の前に(前置詞)、 英語では in front of
( preposition )