パチャーラヤー、うっちゃり、チャラ、チャリティ

外側の皮を破り、または皮が
破れて、出入口が開いてなど
「中にある物が外に出る、出す」
状態を表す音は「t,ara」行音で
表されるようです。相撲の取り手
の一つに「うっ」「ちゃり=t,ari」
があります。うっちゃりは劣勢で
あった力士が最終的には中に残り
競争相手を「土俵の外に投げ出す」
取り手です。酒を飲み過ぎて吐く
人がいます。「戻す」とも言います。
食べ物を元あった場所、「体の外に出
す」のが「吐く、戻す」です。この
状態を表す言葉にも「t,a'ra」行音が
入っている言語があると推測できます。
吐いた、戻したの名護方言は「pa-t,a'ru
=パチャール」です。昨日「吐いた」
「でしょう」は「pa-t,a'ra=パチャーラ」
ヤーと言います。賭け事では「t,ara=
チャラ」と言う言葉があります。相手に
請求すべき権利があるのにそれを「全て
吐き出し」何も無かったと見なすのが
チャラです。楔形文字の字の書き方も
粘土を「削り出す」作業ですので
「t,ara」の音が入っているのは当然
でしょう。「木を裂いたり生地を裂い
たりしたでしょう」と聞く時には今でも
名護方言では「サ=裂=sa」「t,a'ra=
チャーラ」ヤーを使います。慈善事業
は自分の誠意を「外に向けて見せる」
行為の一種です。ちょっとしたお金を
「出し合う」人や労働を「提供する」
人もいます。そこで商品を買う人も
お金を使う、金を「払う」ので
「t,ari=charity=チャリティー」に
参加している事になります。「sha
=外に出すべき物」と推測できます。
粘土には土「砂=sha」が含まれて
います。溝に溜った「土砂」は溝の
「外に放り出して」溝を綺麗にします。
動物を「sa=刺」し殺し、「sa=裂」
き、「saba=捌」のは動物の皮の中に
ある「身や肉」を「取り出して」食う
為です。「sha=sa=中にあり外に取り
出すべき物」と定義しても良さそうです。

アッカド語とシュメール語は次の通りです。

sat,a'ru = 書く、刻んで書く、
英語では to write, to inscribe