人生、自身、出自、生地、ジンブン、事案

漢字はメソポタミアの言語への当て字で言葉の概念の一部だけを表す
事が分ると漢字の意味が分り易くなります。「zi」と「shi=shin」の
音読みをする漢字で人間の「命」に関する言葉や抽象的な事を擬人化
して「生き生き」している状態や「今現に動いている」状態を表す言葉
を見てみましょう。「人間」の「生死、命」に関わる出来事が「zi=事」件
です。戦争は生死に関わります。戦争の類義語に「zi=事」変があります。
「生きている、命がある」限り「自分」の「人生」を振り返る事ができます。
自分の親は何処の出身で先祖代々を辿るのが自分の出自を調べる事
です。 その人の「生まれ付き」の「性質」が出たと思われると「地」が
出たと言われます。 服だけでなく人間の「地」も「生地」と表現する場合が
あります。人間は生きている限り「考え」ます。考えているのは生きている
証拠です。「頭が良い、知恵がある」のを名護方言では「zin=ジン」「ブン」
があると言います。「zin=ジン」ブンへの当て字が人文だと思われます。
命のある限り目標に向って「突き進む」、失敗しても何度も試みる、即ち
食い「下がる=sagal」のも「生きている」証拠です。

 シュメール語では次の通りです。

  ZI      =  命、英語ではlife

  SHI, SHI-I  =  ZI の変化形

  ZIPAG    =  息、声、騒音、英語では breath, voice, noise

  ZISHAGGAL  =  勇気づける事、激励、鼓舞、英語では encouragement