鼻白むと顔を背ける

皆が同意して行事や祭りが決ま
っていたのに主催者の都合で急に
変更される場合があります。皆は
その予定に合せて休みなどを取り
ますので、行事の変更を告げられ
ると 、「まさか」、「酷いでは
ないか、それは駄目だよ」など
と言うでしょう。諦めの言葉を
発するかもしれません。「まさか
そんな事があるとは」は名護方言
では「ha'na'=ハーナー」と言います。
「hana=鼻」の音は出「鼻=bana」
を「挫かれる」や「hana=はな=
最初」から信じ「ない」など「悪い」
状態、「否定」を表します。「hana
=鼻」白むも「悪い」状態を表して
います。鼻「白=じら」むと読ませ
ています。白々しいと言う表現が
ありますので、鼻しらむ、鼻じらむ
のどちらでも良いでしょうが、私は
鼻しらむが良いと思っています。
「白」は勝ち星の白ですので「良い」
状態を表します。その「否定」が
「悪い、否定=hana=はな=鼻」
「白む=良くなる、良い状態になる」
です。「鼻=hana」「silamu=白む」
と読む方がより良いでしょう。名護
方言では「panu=pana'=パナー=鼻」
です。鼻は「panu=顔」の中にあり
ます。顔の中で「盛り上っていて
一番目立つ器官」が「鼻」です。
鼻白む事があると「顔を背ける」
でしょう。英語では「deny=否定
する」です。アッカド語辞典に
「deny」を入力すると「顔=
panu=hanu」が含まれている
熟語が出て来ました。「顔を
背ける、鼻白む」と似た音と
意味の言葉です。



シュメール語とアッカド語は次の通りです。


SILIM = 良い状態、健康、英語では a well being,health

shulum = アッカド語、シュメール語の SILIM と同じ

shala'mu = 良い状態、健康的な
英語では in good condition, in good state, to be well,
healthy,

sha'lam = ヘブル語、アッカド語の shala'mu と同じ

panu shuhhru = 顔を背ける、恩恵を拒否する、アッカド語、英語では turn away one's face, to deny a boon