シムサ、もう良いよ、良い時期だよ

果物などを例に取ると分り易いです
が、熟すると実は「赤く」なります。
もう「刈り入れ時」です。そういう
時は「もう捥ぎ取っても良いよ」と
言います。名護方言ではナー取ッティ
「シムサ=simu sa」と言います。
シムサはアッカド語とシュメール語
の赤又は朱を並べた言葉から成り立
っています。日本語では赤と垢は訓
読みが同じです。同じ意味があるか
もしれません。白に対する色が赤だ
と考えると黒っぽい色も似た音で表
されるでしょう。片「隅=sumi」は
「垢」が溜り易い所、汚れ易い所、
「simi=染み」が付き易い所です。
会社に入りたての人が起案すると
その上司は「赤い筆、朱筆」で
「悪い部分」を直します。直属
の上司は「susa=shusa=主査」
とも呼ばれます。「susa=凄」
まじい戦いがあったなら「血」
を流して死んだ人も多いのでは
ないでしょうか。若い頃は好き
な異性に会うと恥ずかしがって
顔が「赤く」なる場合があります。
そんな時には「恥ずかしがらずに
しても良いよ」と大人は言います。
名護方言では恥カサ・サンティ
「シムサ=simu sa」と言います。
恥を表す表現に「赤」恥を「sara
=晒」すがあります。晒すの「sa」
はシュメール語の「赤」で、「ra」
行音の言葉には英語の「red=赤」
があります。「赤い」色や「aka」
行音は「終り、収穫、祝い、新しい
局面の始り」などを表すようです。
実りの「aki=秋」、収穫の秋です。
年が「ake=明け」ると新年明け
まして「おめでとうございます」
と新年を「祝う」言葉を述べま
す。お祝いは一種の「祭り」で
す。

アッカド語とシュメール語は次の通りです。
sa'mu = 赤、アッカド語、英語では red

su'mu = 赤い状態、赤い点、赤い部分、英語では redness, red spot

SA = 赤、シュメール語、アッカド語の su'mu と同じ
SU = 朱、一種の赤、アッカド語の sa'mu と同じ

aki'tu = 戦勝祝い、アッカド語、英語では victory festival

u'mu aki'ti = 新年のお祝い、アッカド語、英語では new year
(the month of Nisan) festival