幸福とは運に恵まれ山と海の幸をたらふく食える状態

 幸福とは「sati=幸」に恵まれる状態、即ち「pu'=プー」アイン、ケー「ブー=bu'」アインと言え
る状態と考えられます。運が良い、運に恵まれている状態を名護方言ではプー・アインと言い、
只で「食事にありつける」状態をケー・ブー・アインと言います。 人間は他の動物と同じように
他の生き物の「命を食って」生きています。水だけでは生きられません。前に述べたように「sati
幸」とは他の生物を「殺傷」し、それを「口に入れても良い、食べられる物」です。人食い人種は
「殺人」をします。「satu=殺」と「sati=幸」の語源は同じと見なして良いでしょう。風船や「ピーマン
=green pepper」のように「中が空いている、空間ある」がある状態を名護方言では「pu'ka'=
プーカー」ナトゥン言います。「意味の無い、中身が薄い、中身が無いに等しい事を話す」のを
「おしゃべり」と言います。おしゃべりの時に一人だけ話まくる人は名護方言では「パークー=
pa'ku'」と言います。プーカーとパークーは同じ語源から派生した言葉と考えられます。「口」は
アッカド語では「pu'」で、シュメール語では「KA」です。タイ語では「paak=口」です。 日本語でも
食欲が旺盛で良く食べる時には「paku paku=パクパク」食べると言います。幸福の福の北京音
は「fu」です。「口=pu」に「食べ物を入れられる」状態が「fu=pu=福=プー」アイン状態です。
口にする事が出来る、口に入れられる、食べられる物は「pu」や「pa」行音、その変化形の「ba」行音
で表されると見なして良さそうです。食べる動作は「ka」行音やその変化形の「ha」行音でも表され
ます。英語では「eat=食べる」ですが「have」も「食べる」状態を表す言葉です。「pa=ha」+「ve=
he=ke←ka」が「have」と考えられます。さびしいはさみしいですので「食べる=have=hame=食め
=食え」になります。口にする事が出来る「pa」行音にはフトモモや葡萄があります。「フトモモ=
太桃」の名護方言は「pu'to'=プートー」で「budo'=葡萄」の北京音は「pu-tao」です。シュメール語
では「pu=果樹園」です。果樹園にはプートーや葡萄などが植えられていたようです。「biwa=枇杷
なども植えられていたかもしれません。食べ物を表す英語には「pea=豆」「bean=豆」「peach=桃」
などがあります。食べ物は少ない量なら手に持てますが、沢山の物は「袋」などの入れ物、容器に入れ
ます。英語には「pack=箱や袋に詰める」や「bag=袋」などがあります。

きょう復習したい英語または覚えたい英語は次の通りです。

pea = 豆粒状の、えんどう豆

  bean = 豆

  peach = 桃

  grape = 葡萄

have = 食べる、飲む、吸う

  pack = 包み、箱、包む、詰める

  bag = 袋、摘める物

   参考: アッカド語では次の通りです。

  pu' = 口、アッカド語、英語では mouth

KA  = 口、シュメール語、英語では mouth

PU = 果樹園、シュメール語、英語では orchard