アマノイワフネ: 振り仮名と護衛艦との関係

 漢字の「側に」振り付ける「ひらがな」を「furigana=振り仮名」と言います。
護衛艦は海戦の主体となる軍艦の護衛をする為にその「側に」いる舟ですので、その
果す役割は「firigana=振り仮名」と同じです。護衛艦と振り仮名は似た音で表される
と推測出来ます。英語では「frigate=護衛艦」です。蚊帳はとても珍しい「当て字」
です。どうして「帳簿」の「帳」を「ya」と読むのでしょうか。人間を守る為に人間の
「頭の上にある物」のが最初の「kaya」で、その次の「kaya」は「身の回り」を保護する
物まで広がったと思われます。最初の「kaya」は人間が「洞窟」に居た頃の住処、即ち
「刳り貫かれた」「岩」、「屋根」や周囲が「岩」の住処です。 「kaya=岩」が茅葺の
kaya=茅」になり、蚊から人間の体を「守る、護る、衛る」「kaya=蚊帳」になったと
考えられます。トルコ語では「kaya=岩、石」です。「tuma=妻」は夫に「付き添う」
女性です。「tume=爪」は皮膚よりは固く、どちらかと言うと「骨や石」に近い物で、
指に「くっ付いて」います。「tuma」行音も「側にくっ付く」状態を表します。石垣は
tumi=積み」重ねて高くします。 歳を取ると「小さい石」にも「tume-zu=躓」く、
そうです。「石」と「tuma」行音も関係があるのが分ります。スメル語では「tum=石」
です。「舟」の周囲に「くっ付け」て舟を「安定させる装置」、すなわち「outrigger=
アウトリガー」に「岩=石=tuma」の音が「くっ付いて」いても不思議ではありません。
アマノ磐舟の「磐」は「側に付いている妻」のような舟、「ふりがな」や「frigate=
護衛艦」のように「outrigger=アウトリガー」が付いている舟と解釈するのは極めて
優れた解釈と見なして良さそうです。 磐を「kaya」と読むと「カヤック=kayak」も
一種のアマノイワフネだったかもしれません。一揃いの物を「一対」と言います。夫と
妻は一対です。「tui=対」の音は「鳥」と同じです。沖縄方言では「r」は脱落して「o」
は「u」に変りますので「tui=鳥」です。「舟と一対」になっている「アウトリガー付き
の舟」が「トリノイワクスブネ」なのは直ぐに理解できます。 具志堅用高がボクサーに
なっていなければ「海を歩いていただろう」と言ったのは有名です。「海を歩く」のは海
に行き来する、漁民になる事です。「海を歩く」は名護方言では「umiakkun=海歩クン」
ですが、エスキモーは「umiak=ウミアック」に乗り、あざらしなどを獲るそうです。
umiak は kayak の一種です。昔の舟は「帆船」が多かったのかもしれません。「風」を
うまく利用して航行したと思われます。風には「tumu-gi=旋」風があります。頭の髪に
にも「tumu=旋」「毛=gi」が二つある人がいます。

 トルコ語とスメルは次の通りです。

kaya = 岩、石、トルコ語、英語では rock, stone

TUM = 石、スメル語、英語ではstone

TUMU = 風、スメル語、英語では wind


 参考: 英語は次の通りです。

frigate = 護衛艦

  kayak = カヤック

umiak = ウミアク、カヤックの一種