雉も鳴かずば撃たれまい: 鳴かなければ撃たれるのを危惧しなくても良いです

 悪い事をした人は悪事がばれる事と刑事に「見つかる」事を「kigu=危惧」するでしょう。
逆の立場の刑事は方々を「尋ね」回り色々な事を「探る」事、即ち色々な情報を「kiki=聞き」
出して犯人を逮捕する事です。「kigi=雉」も鳴かずば撃たれまいと言う諺があります。鳴く
事で自分の居場所を相手に教えています。 黙っていたら誰も知らない事を暗示しています。
「kigi=雉」の音は「探し求めている」猟師に自分の居場所を教える事を意味していますので
「kigi=探して見つける」と推測しても良さそうです。新聞社は世間に色々な出来事を「知ら
せる」のが目的の会社です。「kigi=記事」はその為に書かれます。 新聞記者は方々を回り
新聞に載せたら読者が増えそうな事を「探る」、「探し求め」ます。「探し求めた」事柄の中
から良い内容の話だけが「kigi=記事」になるのでしょう。「雉も鳴かずば撃たれまい」の
語源説は色々あるようですが、何かを言った人の「話に該当する人」を「探し求めた」ら、
ある意見を言ったその人が「探し求めた人」だったのが話の筋です。私はスメル語の「KIG
=探す」との繋がりが一番深いと思っています。一つの意見を言った人の身を「案じる」、
「kigu=危惧」する内容になっているのも同じです。この話はメソポタミア由来と見て良い
と思います。

 スメル語では次の通りです。

  KIG = 探す、英語では seek

  KI = 場所、英語では place

  KI KIG = 聞き回り探す、英語では seek