目には目を、歯には歯を: 歯に衣着せぬ言い方は強者が弱者の弱点を付く物言いです

 歯に実際に衣を着せる事は出来ませんので、「hani=歯に」の表現は「目に」入れても痛くないと
同じように単なる当て字の可能性が高いです。 「meni=目に」は「良い」状態を表す言葉ですが、
「hani=歯に」は「極端に強いか、極端に悪い」状態を表す言葉だと考えて良いでしょう。メソポタミア
の言葉を学ぶと「meni=目に」は目を、は「良い物には良い物を、愛には愛を持って接し」と解釈し、
「hani=歯に」は歯を、は「悪い物には悪い物を、悪には悪で報いる、罪は罰する」と解釈するのが
正しい解釈だと思われます。「meno=目の」「保養になる」のは「良い物」です。「hani」は「hunu」
の変化形だと思われます。「善悪に関わらず」「突出した」状態を表す言葉が「hani」の音には含ま
れているようです。歯は口を閉じていると見えません。「口を開けて」みて始めて「出っ歯」かどうか
分ります。「出ている、突出した=hani=hanu=hunu」と見なして良さそうです。弱い者が強い者に
「歯に」衣着せぬ発言をしたら、「こっ酷くやられる、仕返しを受ける」でしょう。歯には歯をと仕返し
されるでしょう。「強い」物、「hanabana=華々」しい活躍をした人たちが「hani=歯に」衣を着せぬ
発言をしても咎める人は少ないでしょう。発言は「mono=物」言いと言います。相撲界でのは「物言い」
は行司が「間違った、悪い」判断をしたと思う時に「良い、正しい」判断を求めて行司の補助員である
親方たちが発言する事を表す言葉です。「mono=物」の沖縄方言は「munu=ムヌ」です。
 アッカド語とスメル語は次の通りです。

menu = 愛する、アッカド語、英語では to love, be fond of , be attracted to

banu = 良い、美しい、アッカド語、英語では good, beautiful

MU = 良い、美しい、スメル語、アッカド語の banu と同じ、英語では good, beautifuo

HUNU = 悪い、英語では weak