私向き: これは私に良い、私に向いている

 「良い」のは「無」条件で受け入れます。 「無」理して受け入れようと努力しなくても良いです。
自然に身が入ります。これは私に「mu=向」いている、私「向=mu」きだと思います。これらの言葉
をると「mu=良い」と推測出来ます。それが正しいと「mu=ム」スメや「mu=ム」スコは「良い女」、
「良い男」になります。親は誰でも「自分たちの娘や息子」は「可愛くて良い」「女=me」又は「子
=ko」と思っているでしょう。娘の漢字は「良」い「女」と書き、息子は「自分の心、志」を託した
「子」又は自分の「心」を「理解してくれる」「子」、自分の「息がかかった」「子」になっています。
「mu=良い、可愛い」と考えても「無理」では無いと思います。自分の思い通りに行かない時には気持
が優れません。残念と言います。念力など「念=気持=心の状態」です。「残念」と言う言葉は「良く
無い精神状態」を表しています。 沖縄方言では「nen=ネン=無い」です。「nen=念=無い」と考え
られます。「無い状態」を表す「nen」の音への当て字が「念」と考えられます。「念力=実際は無い
か見え無い精神力」と考えられます。これで「mu=無」念の意味が分ります。「良い=mu」「nen=ネン
=無い=否定」です。「munen=無念=良く無い状態」です。寿司の「su=寿」も「良い」状態を表し
ます。英語では「suitabble=都合が良い、ピッタリ合う、ふさわしい」などの意味があります。物が
付くのには食べ物や品物があります。食べ物は食べて良い物え、品物は貰って良い物です。
「mono=物」の沖縄方言は「munu'=ムヌー」です。音読みだけでなく、訓読みを含めた「mu」の音
の漢字には無条件、無念の無、娘、物、私向きの向などがありますが、これらは全てスメル語と関係
があると見なした方が良さそうです。人間は出来るだけ「たくさん」の品物を「自分の物」にしたいと
思うようです。ひょっとしたら英語の「much=たくさん」に含まれる「mu」も「良い」状態を表している
のかもしれません。

 スメル語では次の通りです。

  MU = 良い、美しい、英語では good, beautiful