オカラの語源について

  なぜ豆腐を作る時に使った豆の絞り粕をオカラというのでしょうか 普通の「粕」
は捨てますが、豆腐を作った残り粕の「おから=okala」は捨てなくて「食用」にします。
「okala」の音は「akalu=食べる」の変化形ですので、その音から判断しても「粕では
あっても食べられる物」であるのが分ります。たくさんの量を残さずに「食べる」のを
「平」「らげる=r-agelu」と言います。「食べるや食事」を表す「akala」行音は前の「aka」、
「aga」だけで、又は「a」の部分が脱落した「kala」だけでも「食う、食事」と関係がある
ようです。食べるのは英語では普通は「eat」ですが、「take」にも「食べる」意味があり
ます。この「take」も「食べる」を表す「akala」行音と語源は同じかもしれません。ご馳走
や食事会を表す英語の「banquet」にも「anque=ankue=aka=akalaの一部」が含まれて
います。「食事」は「命」を支える物です。古代エジプト語を表すヒエログリフでは「ankh
命」です。アッカド語の「akala」とかなり近い音で意味も繋がりがあります。

 アッカド語古代エジプト語のヒエログリフでは次の通りです。

aka'la = 食う、食べる、アッカド語、英語では eat

ankh = 命(漢字の当て字は「安久」が良いかもしれません)、英語では life