ザブンと水入り: 水と水の音の表現の仕方と水入りの語源について考えてみよう

  日本人は「zabun=ザブン」と聞いたらそれは「水の音」と思うのではないでしょうか。
雨に濡れてびっしょりになった時には「zubu=ズブ」濡れと言います。「zaba」行音は「水」
と関係があるのが分ります。水の音にはその他にも「potori=ポトリ」や「potot=ポトッ」
などがあります。川の辺、水辺は「photori=hotori=畔=辺」とも言います。「水」が一杯
になると「mitiruto=満ちると」と表現します。相撲では試合が長くなると「水入り」と言い、
相撲を一時止めさせて休憩させます。一種の「水を差す」措置です。 相撲の「水入り」の
語源もスメル語にあるようです。 水入りは「水=入り=ILLU=水」で同じ意味の二か国を
並べて新しい意味の日本語を作っているのが分ります。

 アッカド語、スメル語、ギリシャ語は次の通りです。

  za'ibu   = 水路、運河、一種の灌漑、アッカド語、英語では watercourse, canal, a type of irrigation

  zabu   = 水、アッカド語、英語では water
------------ a の上には三角形の下が欠けたような符号が付いています。

  mu = 水(「水=mizu」の沖縄方言は「mizi」です。「u=i」ですので、「mu=mi」で水の「mi」と同じです)

  potamos   = 川、ギリシャ語、英語では river

  mit,irtu  = 水路、運河、一種の灌漑、アッカド語、英語では watercourse, canal, a type of irrigation

  ILLU = 水、泉、スメル語、アッカド語の mu と同じ、英語では water, spring