森と木を燃やすとボヤ: MA行音は木に関係があるようです

  森や燃やすには「mo」の音が含まれています。森には「木」が生えていて石油が
見つかるまでは「燃やす」のは「木」だったと考えられます。歴史上紙の発明はかなり
後の事です。「matu=松」や「maki=槇」はその名前から推測すると木の代表かもしれ
ません。木を燃料として使う時には「maki=薪」と言います。 良い材「木=moku」は
「moku=木」目が綺麗と言います。「muku=椋」という木もありますが、一本の木で出来
た家具は「muku=無垢=ムク」と言われて、二つ以上の材木を合わせて作った物・合板など
とは違い、「muku無垢」で出来た家具は高いそうです。木に生っている実を取るのを「mogu
=捥ぐ」と言います。「燃やす」の名護方言は「me’=メー」フンです。大昔の舟は「木」
で出来ていたと考えられます。

 スメル語では次の通りです。

 MA = 燃やす、英語では burn

 MA = 舟、英語では ship

 MA DA = 帆走する、英語ではsail, sail a boat

 MADAL = 柱、ポール(帆船に必要な丸太で作った物)、英吾では pole

 MADU = 舟、英語では boat

 MAH = 木(大木と思われます)、英語では tree

 MALU = 舟、英語では boat

 MALTUM = お椀(最近まで殆ど木を刳り貫いた物でした)、英語では bowl

 MANU = 森、材木、英語では wood