デブとドブ、溝掃除と溝浚い

 掃除の時の手の動かし方と書道に使う墨を擦る時と字を書く時の「手腕の動かし方」は似ているようです。
何もしていない時に比べて「指、手、腕」が「グルグル」「動き回って」います。 「dubu=dobu=溝」の音
は「グルグル」と同じように「回る、回転」を表しています。「溝浚い」は「溝浚い」で同じ意味の二か国語
を並べた言葉と考えられます。溝浚いをすると溝の土は除かれて溝の中は広く綺麗になり、前の形に「甦り」
みちがえる程「水の流れ、回転」が良くなります。「dubu=gur=salau=回る、回転、状態が良くなる」と
考えられます。お金がか「良く回る」時は自分が住んでいる社会の生活は「良い方向に回転している」ようです。
回ると「円」の形 「丸」が出来上がります。「debu=デブ」の「胴回り」は大きいです。「daba」行音は「丸い、
円」になっている物やそのような「動き」を表す場合にも含まれるようです。「逃げ回っている」人が逃げ回れない
ようにするにはその人を「捕まえ」たら良いです。手の形にはグー・チョキ・パーがあります。人を捕まえる時には
グーの時のように「指を結び」ます。人間と他の動物が違うのは手と口の働きです。動物の観点から人間の動作を
見ると手と口の働きは似ています。手と口は物を「掴む」事が出来ます。スメル語を学んでいて感じた事は英語の
「hand=手」の語尾の「d」は「du」だったのではないかと思った事です。先生は元々は「手取り足取り教える」人、
生徒に「模範を示す」人、「指」「導=do'=du'」と考えられます。スメル語では「SHU DAB=捕まえる」です。

 スメル語とアッカド語は次の通りです。

DIB  = 板、英語では board

DIB = 燃える、燃え広がる、英語では burn

DIB = 渡す、通り過ぎる、横切る、英語では to pass, to go through, to cross over

DIBDIB = 水時計 (時計はグルグル回ります)、英語では waterclock

DIBID  = ラクダ(人を乗せ地上を動き回る為に乗る動物)
-------- 英語では camel

DIBIDA = 驢馬(駱駝と同じように人を乗せ動き回る動物)
        英語では donkey

DIBIDA = 膨れる(丸く見える)、腫れ上がる、英語では swell

DIBIRI = 詐欺師(相手をきりきり舞いさせる人)、英語では swindler

SHU = 手、英語では hand

DUB = 掴まえる、英語では seize

SHU DUB = 捕まえる、逮捕する、英語では capture

DUBUL = 水を引く、英語では draw (water)