ニジンと義理人情: 感じる相手は周囲に居てお世話になった人、我慢できる相手

 人間が見ず知らずの人に「giri-ningiyo=義理人情」を感じる事はないでしょう。 義理人情を感じる
相手は「自分の回りにいた」人又は「現在もいる」人で「お世話になった」人でしょう。「我慢する」
のは「外に出したい」自分の「鬱憤」を自分の「心の中に閉じ込めて」おく事です。このような時に
感じる気持を名護方言では「nigin=ニジン」と言います。小便や大便は何処へでもしたい放題しては
いけません。おトイレがあるところまで「我慢」しないといけません、そのような時、おしっこや大便が
出そうな時に「外に出さない」ように「我慢する」のも、名護方言では「nigin=ニジン」と言います。
そのような時には苦しいので、額に汗が「nigimu=滲む」かもしれません。 日本では義理人情を感じる
相手の家へ「足を運ぶ」、「出向く」のは当然と考えられています。

 シュメル語では次の通りです。

  NIGIN = 取り囲む、ある範囲の中に閉じ込める、歩き回る、帰る、向きを変える
          英語では to enclose, to encircle, to go around, to return, to turn

GIRI NIGIN = 円、英語では circle

SHU NIGIN = 周遊旅行をする、英語では make a round trip

  GIRI = 足、 英語では foot