寝不足の理由は光り輝く灯りです

 現代人は昔の人に比べて「nebu-soku=寝不足」の人が増えています。その理由は
はっきりしています。24時間営業の店が増えていて真夜中でも灯りがともり一日中
明るいからです。「寝不足と灯り」は直接の関係があります。人類は「寝る」ときには
「灯り」を消します。「光」は「睡眠の邪魔になる」のを知っているからです。言葉の
意味を考える時に「音に気をつける」とその音の意味が分ってきます、物を「ni=煮」
る、には火が必要です。物を燃やします。物を燃やすと「灯り」が見えます。燃やす物、
材料は「nen=燃」料と言います。「na」行音は「熱、光」に関係があるのが分ります。
「光」を利用する能動的な言葉だけでなく、光が無いからそれに適応する受動的な言葉が
「ne=寝」る、と考えて良いでしょう。 日の光が強すぎて「水分が吸い取られる、汲み
上げられる」状態なども「na」行音で表されます。植物は陽の光が強すぎると「na=萎」え、
ます。名護方言では「ne’=ネー」リンと言います。それから考えると北極星が輝く方向
は「ni'-nu-fa=ニー・ヌ・ファ=灯りの方向=光り輝く方向」でしょう。沖縄方言では
北極星=ni'nufa=ニーヌファ」星です。「nebi-e=寝冷え」の元々の意味は「体を温める
材料が不足して体が冷たい状態」を表していたと考えられます。漢字の当て字に「寝冷え」
を使った為に「寝た時に温度が下がり体が冷えた状態」だけを表すようになったと考えられ
ます。「体の熱が一番下がる時が寝冷えした時」なのでそう名付けても違和感がなかったと
考えられます。

アッカド語では次の通りです。

nebu = 光り輝く、煌めく、英語ではto shine, to glare, to be brilliant