法螺を吹くと吹聴するとお披露目

  言葉を「しゃべる」と声が口の「外」、体の「外」に「出る」のが分ります。「しゃべる、言う」
のは声が「口の外へ出る」状態を表しています。息は「吸う」か「はく」かします。 呼吸という
言葉がありますので、「呼く=haku」と教えた方が理解し易いのですが、どうしてそのように教えない
のでしょうか。 風船に息を「吹き」込むと膨れます。100メートルを全力疾走した後は「息が荒く」
なり「ハーハー」と息をします。そのような状態を名護方言では息「吹クン=fukun」と言います。
「呼く=haku=fuku=吹く」であるのが分ります。「中から外へ息が出る」のが「吹く=fuku」ですので
「法螺=hola=hohla」を吹くの「hohla」も「吹く」かもしれません。「ほら」これをご覧と「言う」場合
に「ほうら=hohla」と「ほら」を長めて「ほうら」と言う場合がありますので「hola=hohla」です。自分
が話した話に「尾ひれ=o-hile」がついて、いつの間にか、話の内容がとんでもない、まったく違う内容に
なってしまう時もあるようです。「hile」が「言葉」と関係があるのが分ります。今まで誰も知らなかった
自分の事を「皆の前で話す、公表する」のを「披露=hilo’」する、「お披露=ohilo」すると言います。
人に内情を知らせるのを「暴露=baku-ro」すると言います。これら漢語もトルコ語への当て字の可能性が
あります。日本語でも他人に珍しい物や大事な物を見せる時には「ほら」と言います。自分が友人に喋った
事を友人が他の人にしゃべらないか「ハラハラ=hala hala」する場合もあります。「hohla, hola」など「hahla, hala」行音は「言葉をしゃべる、口外する、言う」と関係がある言葉が多いかもしれません。
「法螺を吹く」や「お披露する」はトルコ語の「息を吹き込む」と何らかの関係がある言葉だと考えられ
ます。

 トルコ語では次の通りです。

 hohlamak = 息を吹き込む、英語では breathe out, blow

  bak = ほら、英語では there