オオイタビ、チタ、イシバーキ、アンカニンク


民家の塀に這っています

南京ハゼに巻き付いています

オオイタビの実です。パパイヤの実がなっていましたので一緒に撮りました。


 オオイタビが石垣、ブロック塀を全部覆っているとかなり昔からその地域にある旧家だなと
思います。この蔦は見る機会が一番多いのですが、名前を知らず、たまたまこの蔦を剪定して
いた人に聞くと「石巻」と言っていましたので、インターネットで探したのですが探せませんで
した。図鑑でその名を知りインターネットで再び調べたら沖縄の方言名にはイシバーキと言う
呼び名もあります。M=Bですので、イシマキ=イシバーキになりますね。沖縄方言では「蔦」
は「カンダ」で、さつま芋の葉は「カンダバー」と言います。石巻に「蔦=カンダ」を加え「イシマキ
カンダ」で探したらインターネットですぐに探せたのですね。
名護中学校の運動場の垣根にオオイタビの実が生っていましたので、近くにいた私より年上
の方にこの実を見せてこの蔦の(実の)名前を尋ねました。「アンカニンク」と言っていました。
戦前は子供たちが食べていたそうで、山の中でこの実を取ろうとしてハブに咬まれた人もいる
そうです。

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知多半島は「蔦=チタ」の多い半島でしょうか?
オオイタビ、チタの原産地は東南アジア近辺で
「沖縄」も原産地の中に数えられています。

学名: Ficus pumira

学名を見ても「fig = イチジク」の仲間だと分ります。